これで、何度目の挑戦でしょうか。
かの有名なロシアの文豪、フョードル・ドストエフスキーの最高傑作「カラマーゾフの兄弟」に挑戦しています。
挑戦しては挫折の繰り返し。
今度は最後まで読破できるのでしょうか。
海外文学の最高傑作
ドストエフスキーとの出会いは、「罪と罰」です。
覚えていないぐらい昔のことですが、これはまだ読みやすかったと思います。
だれの本か、はっきり覚えてないんですが
「日本文学の最高傑作は、夏目漱石の『明暗』、海外文学の最高傑作は『カラマーゾフの兄弟』っていうのを
読んだことがあります。
それが、頭に残っていて、何度も挑戦している始末です。
亀山訳は読みやすい
今回挑戦しているのは、2007年に完成した光文社古典新訳文庫出版の、亀山郁夫氏による翻訳です。
カラマーゾフの兄弟は、世界的な名作ということで、翻訳もいくつかあります。
一番古いのは、今から100年以上前の1917年に、米川正夫氏により翻訳されました。
これは、いまでも岩波文庫で読むことができます。
そうとう古い言い回しのようです。
有名なのは新潮文庫の原卓也訳でしょう。
私が最初に挑戦したのも、原卓也訳だったと思います。
今読んでいる亀山訳は、すごく読みやすいです。
これを書いている今、ちょうど第1巻を読み終えたところです。
今回は最後まで行けそうな気がします。
あらすじ
物語の主人公は、アレクセイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフ。アレクセイは三人兄弟の三男で、長男のドミートリー、次男のイワンの三兄弟がタイトルの「カラマーゾフの兄弟」ということになります。
彼らの父親がフョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフで、強欲で女好きで街では道化者として有名な存在です。
三兄弟は父親のネグレクトからバラバラに育てられましたが、ある時父親の住む街に三兄弟が戻ってくるところから物語が始まります。
ドミートリーは、カテリーナという婚約者がいながら、グルーシェニカという女性を好きになります。
そして、父親のヒョードルもこのグルーシェニカのことが好きで、親子三角関係という険悪な関係になります。
そして、ドミートリーは親父を殺してやると言い放って、ヒョードルのところへ行きますが、使用人のグリゴリーに止められ、彼を殴り倒して出ていきます。
そのあと、ヒョードルが何者かに殺され、3千ルーブルが盗まれ、ドミートリーが容疑者として逮捕されます。
ここから先は、まだ読んだことがないので、読んでからまた書ければと思います。
最後に
ストーリーはすごい魅力的で引き込まれるのですが、なにせ長いし、大変、読むのが。
この小説、宗教の話がいっぱい出てきて、まあキリスト教なんですが、ロシアはカトリックやプロテスタントとも違う、ロシア正教という宗派で、そのあたりはなかなかです。
神は存在するかっていう話も出てきますし。
アレクセイは修道士なので、当然、神を信じているし、不死も信じるといっています。
一方、次男のイワンは無神論者です。
この話、どういう結末になるんでしょうか。
今回は、最後まで読破できるようがんばります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。