みなさん、ミステリーはお好きですか。
私は、SF小説や歴史小説も好きですが、やっぱりミステリーは大好物です。
誰が犯人か考えたり、どういうトリックか、とか。
そして、それが分かったときの爽快感。あー、そうやねーって感じで。
それでは、私のおすすめするミステリーを紹介していきます。
ミステリーなので、もちろんネタバレはしません。^^
目次
Yの悲劇/エラリー・クイーン
定番中の定番、名作中の名作、ミステリーの最高傑作です。(あくまでも個人の感想です^^)
ドルリー・レーン探偵の「悲劇」4部作の2作目で、他の3作品も面白いです。
ニューヨークの富豪、ヨーク・ハッター家の殺人事件という悲劇を描いた物語です。家族全員が奇人変人っていう、ありえない設定ですが、そこで毒殺未遂事件がおこりました。さらに老婦人がマンダリンで殴られて殺されます。マンドリンって!って感じです。犯人を推理するヒントは老婦人の盲目の老女が犯人の顔に触れていてその感触とニオイに触れているところです。犯人が判明してさらに悲劇感が増します。
ドルリー・レーンの謎解きもあざやかでおすすめの1冊です。
そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティ
これも超有名な名作、誰でも聞いたことはあると思います。
イギリス、デヴォン州の孤島に招待された10人の男女が、招待状の差出人であるオーエン夫妻が姿を表さないまま、一人づつ殺されていき、最後の一人も精神的に追い詰められ自殺してしまいます。タイトルの通り、そして誰もいなくなりました。さて真犯人は?というお話です。
最後の一人が真犯人だ!なんて、単純な結末ではないですよ。(^^)
10人全員が死亡したあと、ある漁師がボトルに入った真犯人の手紙を発見し、真相があきらかになります。
犯人は10人の中にいるのか?それともその他の第3者なのか?読んでない人は是非読んでみてください。
エジプト十字架の謎/エラリー・クイーン
エラリー・クイーンは裏切らないねぇ。私の一番好きなミステリー作家です。
エジプト十字架の謎は、「国名シリーズ」の一つで、この中でも一番好きな作品です。
エジプト十字架とは、T字型の十字架で、首を切られた死体がT字型の道標に吊るされて発見されたことから物語が始まります。事件は決定的な証拠が無いまま迷宮入りとなりますが、半年後に第2第3の殺人が発生します。第1の殺人と同様に首のない死体がT字型に吊るされていました。そして第4の殺人が起こったとき、現場に残された手がかりから犯人の招待を見破ります。
「国名シリーズ」の特徴は、物語の終盤に「読者への挑戦」というのがあって、ここまで書かれている内容で、犯人を推理することが可能で、さあ当ててみなさいといったページがあります。犯人はお前だ!って思いながら読みすすめるのは面白いですよ。
幻の女/ウィリアム・アイリッシュ
この作品は、推理小説とも言えますが個人的にはサスペンス的な小説だと思います。まあ、真犯人は誰?って考えながら読むにはミステリーなんでしょうが。
ストーリーは、主人公スコット・ヘンダーソンが嫁と夫婦喧嘩して家を出たあと、バーで知り合った見ず知らずの女性と酒を飲み、家に帰ったら嫁が殺されてた、ギャーって始まりです。
そして、警察に届けると、自分が容疑者にされ挙げ句の果に死刑宣告を受けてしまうって、世界一運の悪い男みないな。
なんでそうなるかって言うと、バーで知り合った女性が、警察が捜査しても全然見つからない。バーテンに聞いても、その後行ったレストランの従業員も一緒に見た劇場のスタッフも誰一人その女性を見ていないと言います。
はめられてる?って感じ。
実際はめられてるんですが。
小説は、死刑執行何日前、というかんじでサスペンス的に進んでいきます。そしてラスト、真犯人と幻の女の存在が明らかになります。
どうですか?読みたくなりました?
容疑者Xの献身
次は日本の作品です。映画化もされた超有名な、東野圭吾の代表作です。
ガリレオこと湯川学といえば、福山雅治が目に浮かびます。
イケメンで頭脳明晰で、そんなやつおらんやろ!ってヤツです。
事件は、弁当屋で働く美人ママのところに元旦那が金をせびりに来たところ、暴力を振るわれ娘と二人で反撃にでてこたつのコードで首を絞めて殺してしまうということで、最初に犯人が分かってるパターンの推理小説です。
これに気づいた隣人で、美人ママに恋心を抱いている天才数学者(湯川の大学時代の知り合い)が完璧なトリックで親子を助けるというストーリーです。
この殺人隠蔽が奇想天外で、面白い設定です。
本格派かどうか論争があるようですが、素直に楽しめる一作だと思います。
イニシエーション・ラブ
これも日本の作品で、著者は乾くるみです。
この人、僕自身あまり知らないんですが、この小説は最後の2行で大どんでん返しがあり、必ず読み返したくなるといわれています。
読んだ感想は、全くそのとおりです。
事実、2回読み返しました。(^^)
なので、絶対ネタバレできないんで、読んでみてくださいとしか言えません。
この小説、実は映画化されてて、小説読んでると絶対映像化無理って思うんですが、映画見てみると、あーそうやるかって感じで、映画は小説読んでから見るのがおすすめです。
十角館の殺人
綾辻行人のデビュー作品で、1987年に出版され、本格ミステリーとして高い評価を得ています。
大学のミステリーサークルのメンバー7人が、今は無人島になっている孤島で、次々に殺されます。
犯人は7人のうちの誰か?または、外部の人間か。
先に紹介した、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を思わせるストーリーです。
物語は、孤島での出来事と、本土で同じミステリーサークルに在籍していた二人の調査が並行して描かれます。
そして、最後のどんでん返し。
本格ミステリーが好きな方、まだ読んでない方は是非読んでみてください。
最後に
10選ちゃうやん!ってつっこまれそうですが、続きはまた気が向いたら書いていきます。
適当ですいません。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。