CADとはなに?
CADって聞いたことありますか?
CADとは、製図するためのパソコンソフトです。
製図にもいろいろあって、建築の製図の他にも機械製図とか、いろいろあると思います。知らんけど(^^)
なので、用途によってCADソフトもいろいろあって、建築でいうと、タイトルに書いたTfasというのは建築設備用のソフトです。ほかにも、Rebroとかいろいろあるし、建築図面ではAUTOCADがよく使われています。
簡単にいうと、線と文字を描くためのソフトがCADです。そこに、設備図を描くために、配管やダクトを描きやすくしたのが、設備CADです。
TfasというCADソフト
建築設備業界ではTfasがよく使われています。私もCADWe’llの時代から使っていますし、設備図面業界では75%のシェアがあると言われています。
私が会社に入った1990年代にはCADはすでにありましたが、主に設計図を描くために使われていました。線と文字を描くだけといった感じです。現場で描く施工図は手書きで、どこの現場事務所でもドラフターで紙に図面を描いていました。電動消しゴムや字消し板、文字板なんかを使って。
それから、JW-CADという無料のCADソフトが出てきて、このソフトはなかなか良く出来ていて使っていた人も多いと思います。
そしてCAD'Wellの出現で大きく変わりました。高さ情報を入力できる3DCADなのでクリック一つで断面図が作成できるという画期的なものでした。
設備図用のCADなので、ルーティングという機能で、クリック一つで配管やダクトを描くことが出来ます。配管の種類も、鉄管や塩ビ管、銅管など、設備で使われる管材はほぼ網羅されていますし、高さ情報を入力できるので、干渉チェックで躯体や他設備と干渉していないか判定してくれます。
また、拾い機能もあるので、図面上にダクトが何m2あるのかとか、配管が何mあるかなんて、簡単に拾い出してくれます。
Tfasの始め方
Tfas導入には、いくつかプランがあります。
昔は買い取りもありましたが、今は時間課金か、レンタルのどちらかのようです。
時間課金は、基本料無料で、使った時間だけ使用量を払うシステムです。
レンタルは、月額レンタルか、5年契約か、ネットワークライセンスかといった感じです。
定価はなくお問い合わせということです。
建築CADの今後
今では、BIM(Building Information Modeling)といって設備だけでなく建築構造体も3Dで入力しさらに設備機器にはメーカーや品番など付加情報も入力できます。実際の建設現場でここまでやっているところは少ないと思いますが。
今のところは、それぞれの入力や修正が大変で、設備の納まり確認に使うのがもっぱらです。当たりまくってたらやりかえが大変なんで。
もっと進むと、AIがいい感じに図面描いてくれるのかなぁなんて思いますが。
Tfasを学ぶメリット
建設業界全体人手不足で、Tfasできるひとは貴重です。設備の知識があって図面かける人はなかなかいないですから。設備業に携わるなら、Tfasやレブロでもいいですが、習得するメリットは大きいと思います。年取っても現場に出なくて仕事できますから。
今日はTfasについて書いてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。