「設備管理って具体的にどんな仕事?」
「未経験でも設備管理に転職できる?」
「設備管理はきつい?給料はどのくらい?」
「どんな資格を取れば転職に有利?」
設備管理への転職を考えているものの、仕事内容や必要な資格、給料、働き方が分からず、転職するか迷っている人も多いのではないでしょうか。
設備管理は、オフィスビルや商業施設、病院、ホテル、工場などにある電気・空調・給排水・消防設備などを維持・管理する仕事です。
未経験から始められる求人もあり、働きながら資格や経験を身につけることで、将来的に責任者や電気主任技術者などを目指すこともできます。
一方で、夜勤や宿直、設備トラブルへの対応などがあるため、「楽な仕事」とだけ考えて転職すると、入社後にギャップを感じる可能性があります。
この記事では、設備管理の仕事内容から1日の流れ、年収、必要な資格、仕事のきつさ、向いている人、未経験からの転職方法まで、設備管理の仕事を詳しく解説します。
設備管理とは?どんな仕事なのか
設備管理の仕事内容
設備管理とは、建物や施設に設置されている設備を正常な状態に保つ仕事です。
代表的な設備には、
- 電気設備
- 空調設備
- 給排水設備
- 消防設備
- ボイラー設備
- エレベーター
- 受変電設備
などがあります。
設備管理員は、設備を巡回して異常がないか確認したり、メーターを確認したり、簡単な修繕を行ったりします。
また、専門的な修理が必要になった場合は、専門業者への修繕依頼や立ち会いなども行います。
つまり設備管理は、建物を安全かつ快適に利用できる状態に維持する仕事です。
設備管理が担当する設備
設備管理の仕事内容は勤務する施設によって大きく変わります。
例えばオフィスビルなら、電気・空調・給排水・消防設備などが中心です。
工場なら、生産設備やユーティリティ設備など、より専門性の高い設備を担当する場合があります。
病院では、停電や空調停止などが大きな問題につながるため、より慎重な設備管理が求められます。
そのため、同じ「設備管理」という仕事でも、どの施設で働くかによって仕事内容や忙しさは大きく変わります。
ビルメンテナンスとの違い
「設備管理」と「ビルメンテナンス」は混同されることがあります。
ビルメンテナンスは、建物を維持・管理する業務全般を指す言葉です。
その中には、
- 設備管理
- 清掃
- 警備
- 環境衛生管理
- 修繕管理
などが含まれる場合があります。
つまり、設備管理はビルメンテナンスの中の主要な業務の一つと考えると分かりやすいでしょう。
設備保全との違い
設備保全も設備を正常に維持する仕事ですが、主に工場などの生産設備を対象とするケースが多くなります。
例えば、
- 工場の機械
- 生産ライン
- モーター
- ポンプ
- コンプレッサー
などを管理します。
一方、ビルの設備管理では、建物を利用する人が快適に過ごせるよう、電気・空調・給排水などを管理します。
設備管理と施工管理の違い
施工管理は、建設工事を計画通り進めるために、
- 工程管理
- 品質管理
- 安全管理
- 原価管理
などを行う仕事です。
一方、設備管理は、完成した建物や施設を維持・管理する仕事です。
そのため、
「工事を完成させる仕事」
が施工管理、
「完成した建物を維持する仕事」
が設備管理、と考えると分かりやすいでしょう。
設備管理は資格がないとできない?
資格がなくても応募できる設備管理求人はあります。
ただし、設備管理では資格を持っていることで応募できる求人が増えたり、資格手当を受けられたりする場合があります。
特に、
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者乙種4類
- 二級ボイラー技士
- 消防設備士
- 電験三種
- 建築物環境衛生管理技術者
などは、設備管理のキャリアを考えるうえで候補になる資格です。
未経験から始める場合は、まず取得しやすい資格から挑戦する方法もあります。
設備管理の主な仕事内容を詳しく解説
電気設備の管理
設備管理で重要な仕事の一つが電気設備の管理です。
例えば、
- 受変電設備
- 分電盤
- 照明設備
- 非常用発電機
- 蓄電池
- 電気メーター
などを点検します。
異常な電圧や温度上昇がないか確認したり、設備の状態を記録したりします。
空調設備の管理
空調設備も設備管理の重要な仕事です。
エアコンや空調機、冷凍機、ポンプなどを点検し、建物内の温度や湿度を適切に維持します。
夏や冬は空調設備のトラブルが発生すると利用者への影響が大きいため、特に重要になります。
給排水・衛生設備の管理
建物には水を供給する設備や、使用した水を排出する設備があります。
設備管理員は、
- 給水ポンプ
- 貯水槽
- 排水ポンプ
- 配管
- 衛生設備
などを確認します。
水漏れや排水詰まりなどのトラブル対応を行うこともあります。
消防設備の管理
消防設備も重要な管理対象です。
例えば、
- 消火器
- 火災報知設備
- スプリンクラー
- 消火栓
- 誘導灯
などがあります。
消防設備は人命に関わる設備なので、法令に基づく点検などが必要になります。
ボイラー設備の管理
施設によってはボイラー設備を管理します。
ボイラーは、ホテルや病院、工場などで使用されることがあります。
設備の運転状態を確認し、異常がないか監視します。
エレベーターなどの設備管理
エレベーターやエスカレーターなども建物に欠かせない設備です。
専門的な点検・保守は専門業者が行うケースが多いですが、設備管理員は日常的な状態確認や異常発生時の一次対応などを担当する場合があります。
中央監視室での監視業務
大型ビルなどでは中央監視室があります。
中央監視室では、
- 電気
- 空調
- 給排水
- 防災設備
などの状態を監視します。
異常が発生すると警報が表示されるため、現場へ確認に行きます。
設備の巡回・点検
設備管理では、建物内を巡回して設備を確認する仕事もあります。
「異音がないか」
「異臭がしないか」
「漏水していないか」
「メーターに異常がないか」
などを確認します。
設備管理では、大きな故障が発生する前に異常を見つけることが重要です。
故障・トラブルへの対応
設備が故障した場合は、一次対応を行います。
例えば、
「空調が動かない」
「照明が点灯しない」
「水漏れが発生した」
「警報が鳴った」
といったトラブルです。
自分で対応できる範囲なら修理し、専門的な対応が必要なら業者へ連絡します。
業者への修繕依頼
設備管理員がすべての修理を行うわけではありません。
専門的な修理が必要な場合は、メーカーや専門業者に依頼します。
その際に、
- 故障状況の確認
- 業者への連絡
- 修理立ち会い
- 作業内容の確認
- 報告書作成
などを行います。
点検記録・報告書の作成
設備管理では事務作業もあります。
点検結果やトラブル内容、修繕内容などを記録します。
「設備管理=一日中機械を触っている仕事」と考えていると、入社後にギャップを感じるかもしれません。
設備管理の1日の仕事の流れ
日勤の1日の流れ
日勤の場合は、例えば以下のような流れになります。
8:30 出勤・引き継ぎ
↓
9:00 設備巡回
↓
11:00 点検・軽微な修繕
↓
12:00 昼休憩
↓
13:00 中央監視・巡回
↓
15:00 業者対応・報告書作成
↓
17:30 引き継ぎ・退勤
勤務先によって内容は大きく異なります。
夜勤の1日の流れ
夜勤では、日中より設備利用が少なくなるため、監視業務や巡回が中心になる場合があります。
ただし、夜間に設備トラブルが発生すると少人数で対応することもあるため、夜勤が楽とは限りません。
宿直勤務の1日の流れ
宿直では、一定時間勤務した後に施設内で待機・仮眠する勤務形態があります。
宿直の回数や仮眠時間は勤務先によって異なるため、求人票で必ず確認しましょう。
設備管理は暇?忙しい?
設備管理は「暇な仕事」と言われることがあります。
確かに、設備が正常に稼働している時間帯は待機時間が発生する職場もあります。
しかし、トラブルが発生すれば一気に忙しくなります。
つまり、
通常時は比較的落ち着いているが、トラブル発生時には忙しくなる
という仕事だと考えたほうがよいでしょう。
勤務中は何をしている?
主な仕事は、
- 巡回
- 点検
- 監視
- 修繕
- 業者対応
- 報告書作成
- 待機
などです。
施設によっては、待機時間に資格の勉強をすることが認められているケースもありますが、会社や現場によってルールが違います。
設備管理の勤務形態
日勤
一般的な勤務時間で働く形です。
夜勤がないため生活リズムを維持しやすい一方、求人によっては夜勤・宿直がセットになっている場合があります。
夜勤
夜間に勤務します。
夜勤手当が付く場合がありますが、生活リズムが崩れやすい点には注意が必要です。
宿直
宿直では、夜間の設備監視やトラブル対応を行います。
仮眠時間が設定されている場合もあります。
24時間勤務
設備管理では24時間体制の現場があります。
例えば、
朝から勤務→夜間勤務→翌朝引き継ぎ
という勤務形態です。
ただし「24時間勤務=24時間ずっと働く」という意味ではありません。
休憩や仮眠を含む勤務形態が一般的です。
シフト勤務
設備管理ではシフト制の職場も多くあります。
そのため、求人を見るときは、
勤務時間だけでなくシフトパターンまで確認する
ことが重要です。
土日祝日は休める?
設備管理は施設を365日稼働させる必要がある場合、土日祝日も勤務することがあります。
その代わり、平日に休みを取得するシフト制になる場合があります。
残業は多い?
残業時間は勤務先によって大きく違います。
設備トラブルが少ない現場なら残業が少ない場合もあります。
一方、トラブルや修繕工事が多い施設では残業が増える可能性があります。
設備管理の仕事はきつい?大変と言われる理由
夜勤・宿直がある
設備管理がきついと言われる理由の一つが夜勤・宿直です。
特に夜勤が苦手な人は、転職前に勤務形態を確認しましょう。
設備トラブルへの対応が必要
設備が故障すると、利用者から問い合わせが入ることがあります。
冷静に状況を確認し、適切な対応をする必要があります。
夏・冬の巡回が大変
設備管理では屋外設備を点検する場合もあります。
真夏や真冬の巡回は体力的に大変になることがあります。
覚える設備が多い
設備管理では電気だけでなく、空調・給排水・消防など幅広い知識が必要です。
最初は覚えることが多く感じるでしょう。
資格の勉強が必要
キャリアアップを目指すなら資格取得も重要です。
仕事をしながら勉強する必要があるため、人によっては負担になります。
人間関係が大変な職場もある
設備管理は複数人のチームで働く現場があります。
そのため、職場によっては人間関係がストレスになることもあります。
一人勤務がある
設備管理では一人勤務の現場もあります。
「人間関係が少なくて楽」と感じる人もいれば、「トラブルを一人で対応するのが不安」と感じる人もいます。
設備管理が楽と言われる理由
一方で設備管理には、
- 体力的な負担が比較的少ない仕事もある
- 待機時間がある
- ルーティン業務が多い
- 資格を活かせる
- 年齢を重ねても経験を活かしやすい
というメリットがあります。
実際にきついかどうかは勤務先で変わる
設備管理の仕事を選ぶうえで最も重要なのはここです。
「設備管理だからきつい」のではなく、「どの施設で働くか」で大きく変わります。
同じ会社でも、
- 大型商業施設
- オフィスビル
- 病院
- ホテル
- 工場
では仕事内容が違います。
転職時は会社だけでなく配属先まで確認することが重要です。
設備管理の仕事は楽?メリット・デメリット
設備管理のメリット
設備管理には多くのメリットがあります。
未経験から挑戦できる
未経験歓迎の求人もあります。
資格を活かせる
資格を取得すれば専門性を高められます。
手に職をつけられる
設備に関する知識や経験は、転職時にも活かしやすいスキルです。
年齢を重ねても経験を活かしやすい
設備管理では経験や資格が評価される求人があります。
求人を探しやすい
ビルや施設は全国にあるため、設備管理求人を探すことができます。
キャリアアップの選択肢がある
現場責任者や電気主任技術者など、専門性を高める方向もあります。
設備管理のデメリット
一方で、
- 夜勤・宿直
- 資格勉強
- トラブル対応
- 人間関係
- 給料の伸び悩み
などがデメリットになることがあります。
設備管理はどんな人に向いている?
設備管理に向いているのは、
「機械や設備を扱うことが好きで、コツコツ仕事をするのが苦にならない人」
です。
また、トラブル発生時に慌てず対応できる人にも向いています。
設備管理の年収・給料はいくら?
設備管理の平均年収
設備管理の年収は、経験や資格、勤務先によって大きく変わります。
未経験の場合は比較的低めからスタートし、経験や資格を積むことで年収アップを目指すケースがあります。
未経験の設備管理の年収
未経験の場合、まずは設備管理の基本を覚えることが優先です。
最初から高年収を狙うより、
経験を積む→資格取得→より条件の良い会社へ転職
という流れを考えるとよいでしょう。
20代の設備管理の年収
20代なら、未経験から設備管理に入り、資格を取得しながらキャリアを作る方法があります。
若いうちから電気系資格などを取得すると、将来的な選択肢を広げやすくなります。
30代の設備管理の年収
30代になると、実務経験や資格の有無によって差が出やすくなります。
設備経験があるなら、その経験を活かして条件の良い求人を探しましょう。
40代の設備管理の年収
40代では「経験+資格」が重要になります。
特に電気・施工管理・設備保全などの経験があれば、設備管理への転職でアピールできる可能性があります。
👉 40代設備管理の転職戦略
50代の設備管理の年収
50代では年収だけでなく、
- 長く働けるか
- 夜勤がどの程度あるか
- 仕事内容
- 通勤時間
なども含めて求人を選ぶことが重要です。
👉 50代設備管理の転職事情
資格を取ると給料は上がる?
資格手当を設定している会社では、資格取得によって給与が増える場合があります。
また、資格そのものが転職時のアピール材料になることもあります。
設備管理で年収500万円は可能?
可能性はあります。
ただし、未経験の設備管理員として入社してすぐに500万円というケースばかりではありません。
経験を積み、
- 電験三種
- ビル管
- 施工管理系資格
- 責任者経験
などを組み合わせて、より条件の良い求人を狙う方法があります。
👉 内部リンク:年収500万円超の方法
設備管理で年収600万円は可能?
年収600万円を目指すなら、一般的な設備管理員だけでなく、
- 現場責任者
- マネージャー
- 設備管理フロント
- 電気主任技術者
- 高度施設の設備管理
なども候補になります。
👉 内部リンク:年収600万円超の方法
設備管理で役立つ資格一覧
第二種電気工事士
設備管理の代表的な資格です。
電気設備に関する基礎知識を身につけるため、未経験者にもおすすめしやすい資格です。
危険物取扱者乙種4類
危険物を扱う施設や設備管理で役立つ資格です。
二級ボイラー技士
ボイラー設備を扱う現場では評価される資格です。
第三種冷凍機械責任者
冷凍機械に関する資格です。
空調設備などの知識を深めたい人には候補になります。
消防設備士
消防設備の点検・整備などに関係する資格です。
設備管理だけでなく消防設備関連の仕事にもつながります。
第三種電気主任技術者(電験三種)
電気設備管理の専門資格です。
難易度は高いものの、取得できればキャリアの選択肢を広げやすくなります。
建築物環境衛生管理技術者(ビル管)
一定規模以上の建築物では選任が必要になることがある資格です。
設備管理経験者のキャリアアップ資格として人気があります。
資格は何から取得するべき?
未経験なら、まずは第二種電気工事士など、設備管理の基礎になる資格から検討するとよいでしょう。
その後、
電気工事士
→ ビルメン4点セット
→ 電験三種・ビル管など
と、自分のキャリアに合わせて資格を増やしていく方法があります。
設備管理の資格は働きながら取得できる?
可能です。
実際に働きながら資格取得を目指す設備管理員もいます。
ただし、資格によって難易度が違うため、仕事とのバランスを考えて計画的に勉強しましょう。
設備管理4点セットとは?
一般的に「ビルメン4点セット」と呼ばれる資格は、
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者乙種4類
- 二級ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
です。
第二種電気工事士
電気設備の基礎を学べるため、設備管理を目指す人に人気があります。
危険物乙4
危険物を扱う設備がある施設では役立つ資格です。
二級ボイラー技士
ボイラー設備に関する資格です。
第三種冷凍機械責任者
冷凍・空調設備に関する知識を身につけられます。
4資格すべて取得する必要はある?
必ずしも4つすべて必要ではありません。
勤務する施設によって必要な資格が違うため、応募したい求人から逆算するのがおすすめです。
未経験者が最初に取得するならどの資格?
迷った場合は、第二種電気工事士を候補にするとよいでしょう。
ただし、希望する求人で別の資格が求められているなら、その資格を優先してください。
電験三種を取得すると設備管理のキャリアはどう変わる?
電験三種とは?
電験三種は、電気設備の保安監督に関わる国家資格です。
設備管理の中でも電気設備を専門的に扱いたい人にとって、重要な資格の一つです。
設備管理で電験三種が評価される理由
電気設備を扱う施設では、電気主任技術者が必要になる場合があります。
そのため電験三種を取得すると、一般的な設備管理員とは違ったキャリアを目指しやすくなります。
電験三種取得後の仕事内容
電気設備の保安・監督に関する業務や、設備管理の責任者などを目指せる場合があります。
電験三種で年収アップを目指す方法
資格を取得するだけではなく、
電験三種+実務経験
を積むことが重要です。
そのうえで、より専門性の高い求人へ転職することで年収アップを目指します。
電験三種を活かせる転職先
例えば、
- 大型オフィスビル
- 工場
- データセンター
- 商業施設
- 病院
- 発電・電力関連施設
などがあります。
👉 関連記事:電験三種取得後キャリア
👉 関連記事:電験三種おすすめ講座
未経験から設備管理になる方法
未経験でも設備管理に転職できる?
可能です。
未経験歓迎の求人では、入社後に研修を行ったり、資格取得を支援したりする会社もあります。
未経験者が採用されやすい求人
検索するときは、
「設備管理 未経験」
「ビルメン 未経験」
「設備管理 資格不問」
などのキーワードを使ってみましょう。
資格なしでも応募できる求人
資格なしで応募できる求人もあります。
ただし、資格を持っているほうが選択肢を増やせる可能性があります。
未経験者が取得しておきたい資格
まずは第二種電気工事士など、設備管理に関連する資格を検討しましょう。
未経験者の志望動機
志望動機では、
「未経験でもできそうだから」
だけでは弱くなります。
例えば、
建物や設備を支える仕事に興味があり、設備管理の知識を身につけながら長期的に専門性を高めたいと考えています。
のように、将来のキャリアまで伝えるとよいでしょう。
未経験者の自己PR
これまでの仕事から、
- コツコツ作業した経験
- 機械を扱った経験
- 点検経験
- 接客経験
- トラブル対応経験
などを設備管理につなげてアピールしましょう。
未経験から設備管理へ転職する流れ
求人を探す
↓
応募
↓
書類選考
↓
面接
↓
内定
↓
入社
という流れが一般的です。
👉 関連記事:未経験から設備管理へ転職する方法
40代・50代から設備管理へ転職できる?
40代未経験でも設備管理になれる?
求人によっては可能です。
ただし、若い応募者と比べて、
これまでの経験を設備管理でどう活かせるか
を明確にすることが重要です。
40代の設備管理転職で評価される経験
例えば、
- 電気工事
- 建築
- 施工管理
- 製造
- 機械保全
- 工場勤務
などです。
50代未経験でも設備管理になれる?
求人によります。
50代の場合は、年齢条件だけでなく、経験・資格・勤務条件などを確認しましょう。
50代の設備管理転職で重要なポイント
「何でもやります」ではなく、
これまでの経験を活かせる仕事
を探すことが重要です。
年齢よりも経験・資格が重要
設備管理では経験や資格が評価される求人があります。
そのため、40代・50代だからといって最初から諦める必要はありません。
👉 関連記事:40代設備管理の転職戦略
👉 関連記事:50代設備管理の転職事情
設備管理の転職先にはどんな会社がある?
ビルメンテナンス会社
オフィスビルや商業施設などの管理を行う会社です。
設備管理への転職では最も一般的な選択肢の一つです。
系列系ビルメン会社
不動産会社、鉄道会社、メーカーなどのグループ企業です。
待遇や安定性を重視する人はチェックしてみましょう。
独立系ビルメン会社
特定のグループに属さず、さまざまな施設を管理します。
未経験歓迎求人を探す場合には候補になります。
不動産会社系の設備管理
不動産会社が所有・管理する建物の設備を管理します。
メーカー系設備管理
メーカーの工場などで設備を管理します。
工場・プラントの設備管理
より専門的な設備を扱うため、経験や資格を活かしやすい分野です。
データセンターの設備管理
データセンターでは電源や空調などの設備が非常に重要です。
電気設備の知識を活かしたい人には注目されている分野です。
病院の設備管理
病院では電気・空調・給排水など、さまざまな設備を管理します。
ホテルの設備管理
ホテルでは客室や共用部分の設備を管理します。
設備トラブルが宿泊客の満足度に影響するため、迅速な対応が求められます。
設備管理会社の選び方
給与だけで会社を選ばない
年収だけでなく、
- 休日
- 夜勤
- 宿直
- 残業
- 資格手当
- 勤務地
まで比較しましょう。
年間休日を確認する
休日数は求人票で必ず確認してください。
夜勤・宿直の回数を確認する
「月何回なのか」を確認すると、入社後のイメージがしやすくなります。
残業時間を確認する
求人票に記載がある場合は確認し、面接でも質問しましょう。
資格手当を確認する
資格取得によって給与がどの程度変わるのか確認しましょう。
勤務地・転勤を確認する
転勤の有無も重要です。
管理する施設を確認する
「オフィスビルなのか?」
「商業施設なのか?」
「工場なのか?」
によって仕事内容が変わります。
一人勤務か複数勤務か確認する
一人勤務が合う人もいれば、複数勤務のほうが安心できる人もいます。
教育・研修制度を確認する
未経験者なら特に重要です。
大手設備管理会社と中小企業はどちらがおすすめ?
大手設備管理会社のメリット
- 安定性
- 福利厚生
- 教育制度
- 大規模施設
- キャリアアップ
などがメリットです。
大手設備管理会社のデメリット
- 応募者が多い
- 転勤がある場合がある
- 配属先を選べない場合がある
などです。
中小設備会社のメリット
中小企業は、
- 未経験から入りやすい
- 地元で働ける
- 求人の選択肢が多い
などのメリットがあります。
中小設備会社のデメリット
会社によって、
- 給与
- 休日
- 福利厚生
- 教育制度
などの差が大きくなります。
系列系と独立系の違い
安定性や待遇を重視するなら系列系。
未経験から入りやすい求人を探すなら独立系も候補です。
結局どちらを選べばいい?
おすすめは、大手だけ、中小だけと決めつけず、複数の会社を比較することです。
👉 関連記事:ビルメン大手ランキング
ブラックな設備管理会社の見分け方
求人票で注意したいポイント
「高収入」「未経験歓迎」だけで判断しないようにしましょう。
仕事内容や勤務時間、休日などを確認してください。
給与が相場より高すぎる求人
極端に高い給与が提示されている場合は、その理由を確認しましょう。
仕事内容が曖昧な求人
「設備管理」と書いてあっても、実際には営業や清掃など別の業務が多い場合があります。
夜勤・宿直の条件を確認する
「シフト制」とだけ書かれている場合は、具体的な勤務時間を確認しましょう。
一人勤務の実態を確認する
「一人で気楽」と考える前に、トラブル発生時に誰が対応するのか確認しましょう。
離職率を確認する
可能なら会社の評判や求人情報などから、長く働いている人が多いか確認しましょう。
面接で確認したい質問
面接では、
「配属予定の施設では何人体制で勤務しますか?」
「夜勤・宿直は月何回程度ですか?」
「残業は月平均どの程度でしょうか?」
など、具体的に質問しましょう。
👉 関連記事:ブラック設備会社の見分け方
設備管理におすすめの転職サイト・エージェント
設備管理への転職では、転職サイトと転職エージェントを使い分けると便利です。
設備管理に強い転職サイト
自分で求人を探したい人に向いています。
「設備管理」「ビルメン」「施設管理」などで検索してみましょう。
👉 関連記事:設備管理におすすめの転職サイト
ビルメンに強い転職エージェント
転職先を相談しながら決めたい場合は、転職エージェントが候補になります。
建設・設備業界に強い転職エージェント
建築設備や施工管理まで含めて転職先を探したい人に向いています。
未経験向け転職サービス
未経験の場合は、
未経験歓迎
資格不問
研修制度あり
などの求人を探しましょう。
資格保有者向け転職サービス
電験三種、消防設備士、施工管理技士などを持っている場合は、資格を指定して求人を探す方法もあります。
40代・50代向け転職サービス
年齢が気になる場合は、経験者向け求人を多く扱うサービスを利用するのも方法です。
転職サイトと転職エージェントの違い
転職サイトは、
自分で求人を探して応募する
サービスです。
一方、転職エージェントは、
求人紹介・応募書類・面接対策などをサポートしてもらう
サービスです。
転職サービスは複数登録したほうがいい?
おすすめは2~3社程度を比較することです。
サービスによって扱っている求人が違うため、複数登録すると選択肢を増やせます。
設備管理への転職を成功させる5ステップ
STEP1|希望条件を決める
まず、
- 年収
- 勤務地
- 休日
- 夜勤
- 宿直
- 転勤
を決めます。
STEP2|資格・経験を整理する
これまでの仕事内容と資格を一覧にしましょう。
STEP3|転職サイト・エージェントに登録する
複数のサービスに登録して求人を比較します。
STEP4|求人を比較する
給与だけではなく、勤務条件まで確認しましょう。
STEP5|面接・条件確認をする
疑問点は面接で確認します。
特に、
夜勤回数・宿直回数・残業・配属先
は確認しておきたいポイントです。
設備管理に向いている人・向いていない人
設備管理に向いている人
設備管理に向いているのは、
- 機械が好き
- 電気に興味がある
- コツコツ作業できる
- 資格取得に抵抗がない
- 冷静に対応できる
人です。
コツコツ作業が好きな人
点検や記録など、地道な仕事が多いため、コツコツ取り組める人は向いています。
機械や設備が好きな人
設備の仕組みに興味がある人なら、仕事を覚える楽しさがあります。
資格取得が苦にならない人
資格を取得すると仕事の幅を広げられるため、勉強が苦にならない人は有利です。
トラブル時に冷静に対応できる人
設備故障が発生したときに、落ち着いて状況確認できる人は向いています。
設備管理に向いていない人
逆に、
- 夜勤が絶対にできない
- 機械にまったく興味がない
- コツコツ作業が苦手
- トラブル対応が苦手
という人は、慎重に検討したほうがよいでしょう。
夜勤が絶対にできない人
夜勤がある求人が多いため、日勤限定なら求人を絞って探す必要があります。
機械にまったく興味がない人
設備管理は設備について覚える必要があります。
機械が苦手だと、慣れるまで大変に感じる可能性があります。
設備管理からのキャリアアップ
主任・責任者を目指す
経験を積むことで、
設備管理員→主任→責任者
とキャリアアップできる場合があります。
電験三種を取得する
電気設備の専門性を高めたいなら、電験三種が候補になります。
ビル管を取得する
建物全体の管理に関する知識を高めるなら、ビル管も候補です。
施工管理へ転職する
設備管理の経験を活かして、施工管理へキャリアチェンジする方法もあります。
メーカー系設備会社へ転職する
メーカー系企業の設備管理へ転職することで、より専門的な設備に携われる可能性があります。
プラント設備管理へ転職する
工場やプラントでは、より専門的な設備知識を求められることがあります。
年収の高い設備職へ転職する
資格と経験を積んだ後、より条件の良い求人へ転職することもキャリアアップの一つです。
👉 関連記事:ビルメンから年収アップする転職先
設備管理の仕事に関するよくある質問
設備管理は未経験でもできますか?
できます。
未経験歓迎の求人を探し、入社後に資格や知識を身につける方法があります。
設備管理はきつい仕事ですか?
勤務先によります。
特に夜勤・宿直やトラブル対応の有無は確認しましょう。
設備管理は楽な仕事ですか?
待機時間がある現場もありますが、トラブル発生時は忙しくなります。
「楽かどうか」よりも、自分に合った勤務先を探すことが重要です。
設備管理の年収はいくらですか?
年齢、経験、資格、会社、勤務地によって異なります。
設備管理は40代・50代でも転職できますか?
求人によって可能です。
特に設備関連の経験や資格があれば、それを活かせる求人を探しましょう。
設備管理に資格は必要ですか?
資格がなくても応募できる求人はあります。
ただし、資格があることで求人の選択肢が増える場合があります。
設備管理4点セットは必要ですか?
必須ではありません。
希望する求人に必要な資格から取得するのがおすすめです。
設備管理とビルメンは何が違いますか?
設備管理は、ビルメンテナンスの中でも設備を管理する仕事と考えると分かりやすいでしょう。
設備管理は将来性がありますか?
建物や設備が存在する限り、維持・管理する仕事は必要です。
さらに、省エネや設備の高度化などによって、専門知識を持つ人材の重要性が高まる可能性があります。
設備管理から年収アップできますか?
可能です。
資格・経験を積み、責任者や専門職、高待遇の設備管理求人などを目指す方法があります。
設備管理の転職ではエージェントを使うべきですか?
必須ではありません。
ただし、自分では探しにくい求人を紹介してもらえたり、応募書類や面接について相談できたりするメリットがあります。
まとめ|設備管理は資格と経験を武器にキャリアアップできる仕事
設備管理は、建物の電気・空調・給排水・消防設備などを維持・管理する仕事です。
未経験から始められる求人もあり、働きながら資格と経験を身につけることで、長期的なキャリアを築くこともできます。
一方で、
- 夜勤
- 宿直
- 設備トラブル
- 資格取得
- 人間関係
など、大変な部分もあります。
そのため、「設備管理なら楽そう」という理由だけで転職するのではなく、仕事内容と勤務条件を理解したうえで会社を選ぶことが重要です。
設備管理への転職を考えているなら、
仕事内容を理解する
↓
自分に向いているか確認する
↓
資格・経験を整理する
↓
求人を比較する
↓
転職サイト・エージェントを利用する
↓
自分に合った会社を選ぶ
という流れで進めていきましょう。
特に転職先を選ぶ際は、年収だけでなく、
年間休日・夜勤・宿直・残業・勤務地・配属先・資格手当
まで確認することをおすすめします。